2019年2月3日日曜日

「HACCPの考え方に基づいた衛生管理」基準Bって?

皆様、ご無沙汰しております。
今年に入って、やる気をなくしていたわけではありません!
昨年末から、HACCPに関するお問い合わせや、講演依頼が増加したもので、資料の作りこみ地獄にはまっておりました✋

ようやく、全ての準備が整いましたので、久しぶりにブログを書かねばと思い立ちました今日この頃です。

ちょうど、今月末に熊本県庁様主催の「HACCPの考え方に基づいた衛生管理~いわゆる基準B~」とは?というテーマでセミナーのご依頼を頂きました。資料を作成していましたが、基準B対象になる飲食店さんやスーパー、個人商店さんなどに、如何にわかりやすくお伝えするか?基準Aの食品工場の方々へのセミナーより、ある意味、難しかったですね~💧

基準A、基準Bといっても、下準備の部分「前提条件プログラム」はしっかりやらないといけないことに変わりはありません。ただ、食品工場さんのやり方と飲食店のやり方は、やはり大きく違いますね。

それは、管理する対象(例えば、清掃や機器)が違ったり、そもそもの衛生管理に対する考え方や教育も違います。

具体的には、広~い工場と、とてもコンパクトな厨房では、清掃のやり方が違いますよね?工場が、ぶわ~っと「発泡洗浄」や「高圧洗浄」なんかでやってるかと思えば、厨房では、バケツに洗剤、デッキブラシでゴシゴシ。

工場では、全身白づくめで目だけ出ている状態で、手洗い・ローラー掛け、エアシャワーなんかを通過して、入場するまでにだいぶ時間がかかるのに対し、飲食店ではエプロンつけて、手洗いしたら「おはよーございまーす」とすぐ仕事。

もちろん、どちらも「食中毒をおこさない」、「異物混入を防ぐ」といった目的はしっかり持っていますよね。ただ、どこまでやればいいのかが、これまでは大きく違っていたということでしょう。

基準Bに取り組むということは、一度、交通整理をして、これまでのやり方や意識で大丈夫な部分は、そのままに、見直しが必要な部分は、きちんと勉強しましょうということではないかと思います。

まずは、こういう無料セミナーみたいなものを活用して、少しずつ勉強することが必要ですね。日本食品衛生協会さんをはじめ、各業界団体さんが、どういうふうに取り組めばいいのか、説明書(手順書)のようなものが出ています。参考にしてみましょう。

2020年までにHACCPの考え方を理解して、衛生管理に役立てることができるようにするためには、今年1年は勉強の年になるのではないかと思います。

私たちコンサルタントも、できるだけわかりやすく、効率よく、現場で活かせる情報提供を心がけていますので、一緒に頑張っていきましょう!




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