2018年12月13日木曜日

下準備の巻~その2~個人衛生って③

はい、皆さんこんばんは!

HACCP認証取得への道は、なかなか遠いですね~🏃個人衛生が今回で3回目です!最初が、健康管理をしっかりしましょうってお話をして、次が手洗いが大事ですってお話でしたね?!今回は、工場に入るための身だしなみについてのお話をしましょう。


今や食品工場の常識となった、全身白づくめ!一昔前なら、切腹の時の死に装束・・・いやいや、縁起でもない!!

工場に入る時には、自分がやばい=危害要因にならないことが重要です!例えば、製造に関係ないものは持ち込まない・・・携帯電話とか家の鍵とか。携帯電話がパンに混入なんてことはない!と思うかもしれませんが、何かの拍子にスマホケースが破損して破片が混入するかもしれない・・・といった可能性を少しでも避けるには、持ち込まないことですよね?

そして、頭からつま先までしっかりと白装束で覆うのは、やはり髪の毛やその他の毛が製品に混入しないようにですね🍙異物混入で最も多い原因は、「毛髪」です。ですから、制服から、髪の毛がはみ出たりしないように十分確認する必要があります。


ちなみに人間の毛髪は、一日に55本抜けるというデータがあります。単純計算ですが、8時間労働だった場合、一日の3分の1は、工場で働いていることになりますよね?とすると、作業中に18本程度抜けちゃうということです!

帽子も何も着用せずに工場で食品を製造していた時、そこに10人いれば、180本も抜けて、製品に混入する恐れがあるということです😰ま、あくまでも単純計算ですが・・・

マスクを着用するのも、同様に、「毛」は頭だけじゃないですよね?鼻にもあごにも。さらにマスクについては、しゃべった時の唾液なんかも防止できますよね?ですから、ちゃんと鼻からあごまでを覆って、着用する必要があります。


ね?身だしなみは大切でしょ?最後に、その白装束を家に持って帰って、洗濯している工場はありませんか?だめですよ🙅なぜか?だって、従業員さんの中には、ペットを飼っている人もいれば、おなかを壊した子供さんがいる人もいますよね?そんな状況で洗濯をすれば、ペットの毛をつけてくる人がいたり、ノロウイルスをつけてくる人がいたりで、とても衛生的なユニホームとは言えませんね💀

できれば、会社でまとめてクリーニングに出すとか、専門の制服業者に任せるとかが理想的です。ちゃんと工場でクリーニングすれば、80℃前後の高温で洗濯してくれますし、アイロンがかかれば、その時点で付着している菌も死滅しますね。

制服の管理と身だしなみ、会社と従業員と一緒になって、個人衛生の管理をしっかりとしていくことも、長いHACCP認証取得への道の一歩なんです!こつこつ、取り組んでいきましょうね!

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