まずすることは、「今やっている作業が衛生的に問題ないか?」ということを確認することなんです。つまり、ベースは「日々やっている作業」です。習慣的にやっている一つ一つの工程が、「ほんとに大丈夫かな?」と、一度確認し、「ちょっとこれは衛生的にはやばい(このやばいがHACCPでは危害要因と言います)かも?」という部分を修正していきます。
はい、このやばいものを見つけ出すという行動が「HACCP」の「HA」の部分なんです。「H]は「Hazard(ハザード)=危害要因=やばいとこ」で、「A」は「Analysis(アナリシス)=分析=見つけ出す!」なんです👀
今、絶賛放送中で私も毎週楽しみにしている「下町ロケット」。その中に、「リバースエンジニアリング」を行うシーンがありました。ケーマシナリーというトランスミッションの会社が特許侵害をしていないかを調べるために、組みあがったトランスミッションをビス1個レベルまで、すべて分解して1個1個確認する作業なんですが、まさにこれです。
どういうことか?例えば、あなたの工場のひとつのラインでカレーのルーを製造しているとしましょう🍛原料の受入から出荷までの流れがあると思いますが、これを「受入」・「下処理」・「加熱」・「冷却」・「包装」・「出荷」の工程別(部品)に分解します。そして、まず「受入」を見ると、じゃがいも、ニンジン、牛肉etc色々な食材が入ってきますよね?
「受入」という部品に使われている「牛肉」というネジを見てみましょう。この時、衛生的に「やばい=危害要因」ところはないでしょうか?発注通りの数量か、内容かはもちろん確認しているでしょう。では、温度はどうでしょう?配送の途中で、温度が上がり、受取時点でぬるーくなってないでしょうか?パッケージに破れているところはないでしょうか?
もし、やっていない項目があれば追加すれば、より衛生的に管理できますよね?そして、受取の際にAさんでもBさんでもCさんでも、同じように対応できるようにするには、マニュアルがあればいいですね👆「マニュアルの通りの手順で受け取ってね」って、教えてあげれば誰でも対応できますし。
そして、「きちんと受取やったの?!😠」って、あとから文句を言われないようにするには、「いつ」、「誰が」受け取ったのか、「温度などの確認はもれなくできたか」などを記録しておけば、大丈夫ですよね?
どうでしょう?そんなに難しいことではないでしょう?ま、確かに、ごくごく簡単には書いていますし、HACCPの一部ではありますが・・・(笑)でも、やることはこんな感じなんです。
①日々の作業の再確認
②マニュアル作りと教育
③記録付け
まずは、「HACCPは難しい」、「HACCPは無理」という食わず嫌いをなんとかしたいものですね😁
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